発達障害
以下の記事で、学生時代の私の引け目について記載した。 salt2223.hatenadiary.jp 学生時代の私は、学校で得ていた感覚が全てだった。学校=社会だったのだ。 今思えば、学校という場所は特殊である。同世代ばかりが集まる、組織としての目的のない、狭い世…
今まで友達がいないことに引け目を感じて生きてきたが、今になってようやく、私は同世代女性と馴染まない性質をしていることをはっきりと自覚し、引け目を感じる必要はないのだと確信した。 逆に、共感が少ないと思われる世代が異なる人間との関わりの方が楽…
今年、入社3年目で、直属の後輩を迎えた。 彼は京大卒で、何故この会社に入ってきたか分からない存在である。ぱっと見た目、無愛想。人当たりが良いわけではない。 しかし、私自身もそういうタイプであるので、特に何も思わずに彼を迎えた。 しかし……。
物心ついてから、私は「他人と何かが決定的に違う」と思い続けてきた。それは今でも同様だが、昔よりかはそれを具体的に捉えることができるようになっている。 他人を見ていると、「多数派で生きてきたのだろうな」「自分の思いを疑わずに生きてきたのだろう…
私の脳は個性が強い。その個性を利用し、なんとか生きやすくならないものか、考えている。 脳の偏りによる弊害は多いものの、悪いことばかりではない。一般の人にない能力があると気付いたのは、比較的最近だ。しかし、それは決して、代償がないわけではない…
生まれたままの私は、この世の中で生きていくことができなかった。 家の外で社会に曝され、他者の目に曝されること、それによる謎の違和感と生き辛さに苛まれてきた。 人間が何故このように振る舞うのか、何故このようなことが自然にできるのか、分からなか…
1つのことに脳が集中する。それ以外のものが目に入らない。興味がない。 というのは、多くの人にあるわけではないのか、と気付いたのは中学生くらいだったと思う。 小学生、中学生の時は、生来の自閉傾向が強かった。緩和されていなかったのだ。1つのことに…
私の自我の目覚めは、小学校高学年である。恐らく、平均より遅い。 それまでは、学校の休み時間は1人で中庭をうろうろし、好きなうんていをして、砂場の淵を歩いて、一輪車をして、寂しさというものを全く感じなかったことを覚えている。 そして、きっと、そ…
就職活動の時、私は企業が求めるコミュニケーション能力というものに悩まされた。 そして、ある日、悩まされる割に、その悩まされるものの定義が曖昧なことに気付いた。 コミュニケーション能力とは? 初対面の多くの人と親しくなる力 人と信頼関係を築ける…
私(発達障害グレーゾーン)の飲み会における特性を、以下に記載する。 煩い場所が苦手(聴覚過敏) 狭くて暗い場所が苦手 人混みが苦手 大勢の人が雑談する場所で、場面緘黙が生じる。 大勢の人の声が聞こえる場所で、特定の人の声が聞き分けにくい。 このよう…
今までの私の人生は間違っていた。 最も苦手である、対人関係の能力の欠損を、埋めよう、埋めようとしていた。それらは、労力がかかる割に、見返りがほとんどない。 発達障害の人全般に言えることだが、能力には定型発達の人よりも凹凸がある。凹の部分ばか…