読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

社会不適合者の生きる方法

発達障害傾向の孤独な喪女(26)が考えた、「私が」楽に生きる方法など雑記 【発達障害/パニック障害/場面緘黙/プチプラコスメ】

発達障害気味だと思われる後輩について

日記 発達障害

今年、入社3年目で、直属の後輩を迎えた。

彼は京大卒で、何故この会社に入ってきたか分からない存在である。ぱっと見た目、無愛想。人当たりが良いわけではない。

しかし、私自身もそういうタイプであるので、特に何も思わずに彼を迎えた。

 

しかし……。

上司に仕事を教えてもらった後にお礼がなかったことが1度あった。
間違いを指摘された時に謝罪の言葉が何もなく、無言で直すことが1度あった。
ほとんど質問をしない(が、仕事はできている模様。賢い)
質問をしても、相槌や、「分かりました」などの返答が何もなく、私が「大丈夫?」と聞かなくては反応がない。無言時間が続く。
私が仕事内容を喋っても、その内容についての質問などがなく、「はい」で終わる(しかし、賢いから理解できている?)
上司や私が週報で質問やフィードバック、内容確認を促しても、ほとんど質問がない。質問は、1週間で10分くらい。

 

以上のように、対人が弱い。一方、論理活動が強い。私をさらに極端にしたような人間である。

上司に「私も極端な人間だと思っていたが、私より極端な人間がいることに驚いた」と言ったところ「良かったじゃんww」と返され、なんだか面白かった。

 

というわけで、ほとんど彼とコミュニケーションがない。上司曰く、仕事にコミュニケーションは必須ではない。あうんの呼吸みたいなもので、それなりに長く一緒に仕事をしてきた間柄であると、質問などなくても成果物は出来上がる。

しかし、彼は、パターンが違う。彼は新入社員である。

他に、彼の特徴を以下に示す。

 

「分からない」「難しい」などは一切言わない。「見たら分かる」「読んだら分かる」と言う。そう言うことで、周りの人がどう思うか想像できていないようだ(私なら「読んで、分からないところがあったらまた質問する」と言う)。
私から何かを聞き出そうとしない。私が話すのをひたすら待つ姿勢である。
でも、それでも仕事は今のところできているように見える。スピードは速い。
はきはきと話せない。声が小さく言葉が曖昧である。
黙って仕事を行うひたすら受動的な態度しか見えない。
表情、感情表現が乏しく、上司も「彼は捉えどころがない」と言っている。

 

論理的に賢いのであろう。一方、私から見たら要領が悪く見える。

隣に、聞けばすぐ答えてくれる人がいるのに、あまりに何も聞かないのは会社という組織に所属している以上、不効率に見える。また、自分の頭で判断できることは、あまり多くはない。

 

私は、自分の考えた結果が正しい、と判断するのは難しい。初めての物事ではなおさらだ。また、転ばぬ先の杖、石橋を叩いて渡る、ということわざがある。ここが危ないと思うところは、事前に上司に確認し、安全に事を済ませたい。

また、質問をしない、ほうれんそうをしないということは、その仕事の責任を自分で取ることになる。リスクが高い。

 

彼は、そういう側面を理解しているのだろうか。今のところ仕事は問題なく済んでいるようだが、何か起こるのではないかと、私は不安だ。

 

また、変わった人間に対して寛容、いや、好意的である私ですら彼に少し否定的な感情を持っていること、私自身の対人スキルも底辺であることを考慮すると、彼はこれから社会人としてやっていけるのだろうかと思う。立場が上がるほど、人との交渉や調整能力が必要となる。

上司も、彼はお客様の窓口には向かないだろうと言っていた。しかし、会社の中であってもキャリアを積んでいこうとすると、多くの人との関わりは避けられない。

 

プログラマーならば、彼は完璧である。完璧な仕様書と説明があれば、彼は私の足元に及ばない素晴らしい技術、思考力でそれを仕上げるだろう。

しかし、それ以外は?

 

正社員の仕事は、仕様書に書かれていることを実施するだけではない。定型的な業務のみではないのだ。

上司から仕事内容を聞き出し、非定型な業務もこなす必要はある。その点、この前の、上司から直接話を聞いて実施する仕事は、彼はミスを犯していた。

 

まあ、なににせよ、彼のことを語るにはまだ材料は足りない状況である。接点が少ない。

そして、私は、彼の能力に焦りを抱いている。上司と「お互い頑張ろう」と謎の結託をした。追い立てられている気持ちだ。

 

ただ、私は、ある面では彼より能力はあるのかもしれない。彼より強いものが対人能力に相当するとは、なんだか不思議だ。

しかし、そういう彼を相手にしても、上司は受け入れる体制であった。私は、対人能力を磨かねば生きていけないと思っていた。しかし、実は、そうではないのか。私が考えすぎていたのだろうか。

 

私はもう十分に努力を払ったのだろうか。

私は私をある程度客観視して「他人と比較しておかしい」と判断できるだけ、本物の発達障害ではないことは分かっている。

私は、あまりに自分に一般的であることを押し付け、責めすぎたのだろうか。

 

適材適所だということを念頭に置き、彼に接したいと思う。また、次の面談で、以上のことを上司に報告する。

しかし、この会社は、本当に懐が深い。長く続いてほしい。